皆さんこんにちは。
大呉サービス・ステーション 介護事業準備室の坂本です!

本日はウェルディ呉駅前 高施設長のインタビュー記事です。

高施設長プロフィール
臨床工学技士・看護師として約18年透析クリニックで勤務。
現在はダイクレの新事業 介護福祉事業の責任者として職務についています。


1. まずこれまでのご経験について教えてください。
私は臨床工学技士として、広島市内の血液透析専門クリニックでキャリアをスタートしました。職歴を重ねる中で必要性を感じ、看護師および介護支援専門員の資格を取得しました。
 
透析が必要な慢性腎不全患者様は、多様な疾患を背景に持ち、急性期から慢性期、在宅、介護領域まで幅広い状況に置かれます。特に透析領域では、医療技術だけでなく、患者様の生活背景や意思決定に深く関わる経験を積んできました。
 
その中で一貫して大切にしてきたのは、「正しさ」と「納得感」です。
医療者としての最適解と、本人・家族の望む生き方は必ずしも一致しません。その乖離を埋めることこそが専門職の役割であり、そこに価値があると考えています。

2. 「誠実に寄り添い、ワンチームで支える」という理念には、どのような想いが込められているのでしょうか?
大きく2つの視点があります。
1つ目は、この理念の主語が利用者様だけでなく、家族、そして働く従業員すべてに向けられている点です。お互いが「誠実に寄り添い、ワンチームで支える」関係性でありたいと考えています。
2つ目は、運営母体であるダイクレグループのマインドの継承です。グレーチングという目立たないがインフラに不可欠な製品を通じて社会を支えてきた背景があり、「支える」という言葉は当社の在り方そのものを表しています。

3. 看護・介護・リハビリが連携する“ワンチーム”のケアとは、具体的にどのようなものだとお考えですか?また、理想のチーム像についても教えてください。

“ワンチーム”とは単に仲が良いことではなく、「役割と責任が明確で、情報が適切に流通している状態」です。
各職種が専門性を持ちながら、利用者様の目標に対して同じ方向を向いている状態を指します。利用者様を思うあまり意見の食い違いが生じることもあると思いますが、その際に互いを尊重し、コミュニケーションを諦めないことが重要です。
理想のチームは、「誰がやっても同じ質が担保されるが、誰がやっても個性は活きる」組織です。そのために、日々の記録に関する情報共有システムを構築し、特定の個人に依存しないチームづくりを目指しています。


4. どんな施設にしていきたいですか?

ウェルディ呉駅前は、「選ばれる施設」に加え、「納得して選べる施設」にしたいと考えています。
重度要介護者・重症医療対象者を対応するという特性上、入居は人生の終盤に関わる意思決定となります。その中で、本人・家族が「ここなら任せられる」と思える透明性と一貫性が重要です。“安心”と“納得”の両方を提供できる場所でありたいと考えています。


5.
 看取りまでを見据えたケアを大切にされているとのことですが、その中で大切にしている姿勢や想いを教えてください。
当施設では、看取りに向けて3つの基本概念を重視しています。
 ① ユマニチュード:人間としての尊厳とその人らしさを大切にするケア
② ACP(人生会議):利用者様がどう在りたいかという意思の確認
③ SDM(共同意思決定):医師を含めた多職種での意思決定
 スタッフの想い、利用者様・家族の想い、専門家の意見を踏まえ、どのように看取りへ繋げるかを入居時から丁寧に話し合っていきたいと考えています。
 

6. 「利用者Bestのための従業員First」について
この考え方を大切にされている理由と、実際にどのように実現していきたいと考えているのか教えてください。
人は余裕がない状態では、他者に対して十分な配慮ができません。その余裕は時間・金銭・業務量など様々ですが、良いケアは余裕のある状態から生まれると考えています。
そのために「利用者Bestのための従業員First」を掲げ、制度設計を進めてきました。
従来の医療・介護業界では、良心や犠牲に依存する構造が存在しており、私自身も評価や待遇への不満を感じてきました。その経験から、業務量の可視化と評価への直結を重視した仕組みを整備しています。
ただし、制度はあくまで土台です。実現には、現場で働く従業員の協力が不可欠であると考えています。

7. 職員が安心して成長し、誇りを持って働ける環境とは、具体的にどのようなものだと考えていますか?
「やるべきことが明確で、フィードバックが機能している状態」です。
曖昧な評価や属人的な判断は不信と疲弊を生むため、評価基準の可視化と定期的な対話を重視しています。
また、研修などの成長機会を意図的に設計し、「働く場」ではなく「キャリアが積み上がる場」を目指しています。

8. 施設長として大切にしていること
感情的にならないこと、話を最後まで聞くこと、指摘を真摯に受け止めること、そして判断の根拠を明確に示すことを大切にしています。
 
未熟な面もありますが、組織として、何より働く従業員からの信頼を積み上げるために意識しています。


9. やりがいとこれからの挑戦

やりがいは、「ゼロから仕組みを設計できること」です。
一方で課題は、理念と現実の乖離を埋め続けることにあります。理念が理想論で終わらないよう、採用・教育・制度設計に一貫性を持たせてきました。
この理念を従業員の皆様と共に実現していくことが最大の挑戦です。


10. チームの雰囲気や、印象に残っているやり取りがあれば教えてください

現在は管理者層中心のコアメンバーですが、オンとオフの切り替えができる方々です。
 
真剣な議論を行う一方で、笑いのある会話や子育ての話なども共有しており、バランスの取れたチームだと感じています。

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11. これから一緒に働く仲間として、どのような方と働きたいと考えていますか?

理念への共感と挑戦意欲のある方と働きたいと考えています。

12. これから一緒に働くかもしれない方へ、メッセージをお願いします
ウェルディは、完成された組織ではなく、「これから創る組織」です。
だからこそ、自分の意見や行動が組織に影響を与える余地があります。
一方で、求められる水準も決して低くはありません。
「支えることに誇りを持てる社会」を本気で実現したい方と、一緒に挑戦できればと思っています。


最後に

今回のインタビューを通して、施設長の言葉一つひとつに、これまでの経験と強い想いが込められていることを感じました。

特に「利用者Bestのための従業員First」という考え方は、これから現場で働く私たちにとっても大切にしていきたい視点だと感じています。

まだこれから創り上げていく施設だからこそ、一人ひとりの関わりが形になっていく——そんな環境に携われることに、私自身もとてもやりがいを感じています。

これから創り上げていくチームの一員として、自分にできることを一つひとつ大切にしていきたいと感じました。